「仕事で疲れて自炊ができない…でも食費は抑えたい」
「コンビニや冷凍食品も飽きたし、添加物も気になる…」
そんな人のお悩みを解決してくれるのが、食材を入れてボタンを押すだけで勝手に調理してくれる「自動調理器」です。
自動調理器といえば、シャープのホットクックが有名ですが、
「価格が高くて手を出しにくい」
「機能が充実しすぎて、私に使いこなせるかな?」と購入をためらっている人も多いのではないでしょうか。
そんなあなたにこそおすすめしたいのが、ハイアールの「ホットデリ」です。
ホットデリは約7,000円(2025年5月26日時点)という低価格で、「出来立ての温かいご飯」と「料理しなくていい解放感」が一気に手に入ります。
何を隠そう、私自身もまさに同じ、料理したくない時期があり、毎日カレーでいいならそうしたい!という時期がありました。
「調理に時間をかけたくない!でもコンビニや冷凍食品は嫌だ!」という私のワガママをあっさり叶えてくれたのがホットデリでした。
ホットデリを使い始めてから、調理中にほかのことができる「時間の余裕」がうまれただけでなく、「今夜のメニューどうしよう」という精神的な負担からも解放されました。
このレビューでは私が実際にホットデリを数か月使い倒して見つけた、リアルな「いい点」と「ここはちょっと…」を包み隠さずお伝えします。
あなたのキッチンに、そしてあなたの毎日にホットデリが本当に必要なのか?購入を迷っているなら、この先を読み進めて賢い選択をしてください。
ホットデリとは?
ハイアールの「ほっとデリ」は「自動調理を手軽に始めたい」すべての人におすすめできる、コンパクトな自動調理器です。
ハイアールの家電は、必要最低限の機能を絞り込むことで、高品質ながらもリーズナブルな価格を実現しています。
ホットデリも必要最低限の機能がありつつも、自動調理器としては破格の7,000円という低価格ながら、日々の料理を強力にサポートしてくれます。
主な特徴は以下の通りです。
- 1~2人分に最適なコンパクトサイズ
一人暮らしや二人暮らしのキッチンでも場所を取りません。5合炊飯器と同じくらいのサイズです。 - 無水調理・自動かき混ぜ
ホットクック同様、食材のうまみを凝縮し、焦げ付きを防ぐ主要機能を搭載 - 白米も同時調理可能
付属のトレイを使えば、おかずを作りながら同時にご飯も炊けるので、効率的に食事の準備ができます。炊飯器の代わりにもなるため、ミニマリスト志向の方にもぴったりです。
ホットデリの豊富なレシピ
ホットデリのレシピは90種類。
カレーやシチューなど定番レシピから、サバの味噌煮といった少し手の込んだレシピまであります。
「90種類って少ないんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、実際にすべてのレシピを作る人はあまりいないのではないでしょうか。
毎日同じおかずで飽きてしまう心配もなく、定番のカレーやシチューから、サバの味噌煮のような少し手の込んだ和食まで、日々の食卓を彩るには十分なバリエーションです。
また、一部のレシピは予約調理ができます。
朝に材料をセットして予約しておけば、帰宅したら出来たての温かい料理が食べられます。
疲れて帰ってきて、包丁をにぎるにもムリ…というときに、ホカホカの食事が用意されているのはなによりも心が満たされます。
ホットデリを実際に使ってみてのメリット・デメリット
ここからは、私が実際にホットデリを使ってみて感じた「ここがおすすめ」と「ここがイマイチ」を正直にお伝えします。
ホットデリのここがおすすめ
操作が簡単
見た目がシンプルで、操作は直感的でわかりやすいです。
複雑な設定は一切ありません。
ただし、メニュー設定は数字を選択するため、レシピ本を見ながら番号を確認する必要があります。
ほったらかしの快適さ
材料を切って入れたら、あとはスイッチオンでOK。
調理中に火加減を気にしたり、かき混ぜたりといったことをする必要がないので、その間に他の家事をしたり、仕事をしたり、時間を有効活用できます。
調理中に他のことをしようとしても、いちいち手を止めて、料理の様子を見るのって意外としんどいです。
そんな途中工程も全自動なので、手間が格段に減ります。
とくに仕事が忙しい日でも「料理しなきゃ」というプレッシャーから解放されるのは、精神的に大きなメリットです。
コンパクトで場所をとらない
5合炊きの炊飯器とほぼ同じくらいのサイズなので、一人暮らしの限られたキッチンでも置き場所に困りません。
内釜も炊飯器の内釜より小さく、シンクでさっと洗えるのも助かります。
ホットデリのここがイマイチ
自働調理器で有名なホットクックと比べると、正直いくつかイマイチなところはあります。
メニュー選択が数字でわかりずらい
ホットクックのように液晶画面でメニューを選択できる仕様ではないので、レシピ本の番号をチェックして設定する必要があります。
よく設定するメニューの番号を覚えてしまえば、その手間も少しは減るかもしれませんが、最初は戸惑うかもしれません。
野菜の切り方に工夫が必要なときも
レシピや野菜の種類(特にニンジンなどの固い野菜)によっては、大きめに切りすぎると火の通りが不十分で固いというときもありました。
そのため、硬い野菜は小さめに切る、煮込みが足りないと感じたときは手動調理で追加過熱をするといいでしょう。
圧力調理機能がなし
ホットデリには圧力機能がないため、ティファール クックフォーミーなどの「超時短」調理はできません。
ただし、煮込み機能は備わっており、予約調理を活用すれば、食事の時間に合わせて出来立てを用意することは可能です。
ホットデリの炊飯機能レビュー
ホットデリ付属のレシピ本に、炊飯についての説明が載っていませんでした。
ウェブサイトにも炊飯のやり方が載っていなくて、「どうやって炊くんだろう?」と考えていたら、手動調理のなかに「白米」を発見。
手動ボタンで「白米」を選択し、スタートボタンを押したら無事炊飯することができました。
まず1合分炊いてみたところ、味もコメの固さも、普段使っている炊飯器と遜色なし。
もちろん、高級炊飯器のような「もちもち」「ふっくら」といった究極の炊き分けはできませんが、普段使いには十分すぎるクオリティです。
- 最大で3合炊くことができる。
- 玄米も可能。
- 予約炊飯もOK
寝る前にセットしておけば、翌朝に炊き立てのご飯を食べられます。
一人暮らしなら、炊飯器を別に用意する必要もなく、ホットデリ1台で自炊が完結できるのは大きな魅力です。
ホットデリでカレーを作ったレビュー
ホットデリでチキンカレーを作ってみました。
レシピ本にはチキンカレーではなく牛肉を使ったレシピですが、お肉が違うくらいなら特に問題ありません。
食材をレシピ通りの順番に入れていきます。
そして、カレーレシピの数字を設定してスイッチオン!
待つこと約1時間。
カレーが出来上がりました!
カレールーがやや残りますが、そこからかき混ぜればOK!
ホットデリとホットクックで違うところは?
自動調理器で有名なホットクックと比べて違うとことは以下です。
- レシピ数
- 大きさ
- 機能
レシピ数
レシピ数は圧倒的にホットクックです。
ホットクックの利用者も多いので、検索するとアレンジレシピもたくさん見つかります。
手作りでは作らないようなレシピや、一般の人がアレンジしたホットクックレシピも豊富にあります。
いろんなバリエーションを楽しみたいという人にはホットデリは物足りないかもしれません。
ホットデリはこんな人におすすめ
ホットデリはこんな人におすすめです。
- とにかく安く自動調理器を手に入れたい方:まずは試してみたいという入門者に最適です。
- 一人暮らし、もしくは2人暮らし
- 味にこだわりがなく、おいしければOK
- 難しい操作は苦手
ホットデリは約7000円と、他の自動調理器よりも圧倒的に価格が安いです。
機能面では少し劣るところもりますが、1ヵ月分のレシピはあるので、とにかく安く自働調理器を使いたいという人におすすめです。
ホットデリが合わない人
ホットデリは「手軽に自炊したい」「料理の負担を減らしたい」という人にはぴったりな自動調理器です。
ですが、正直に言うと、どんな人にも向いているわけではありません。
以下のような方は、ホットデリ以外の調理器を検討したほうが満足度が高いかもしれません。
料理の仕上がりにこだわりたい人
ホットデリはあくまで「手軽さ重視」。
お肉がホロホロ、短時間でも味がしっかり染み込んでいる、など、出来上がりにこだわりたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
圧力調理で短時間で仕上げたい人
ホットデリには圧力機能がありません。
時短を最優先したい方や、硬い肉・豆類をスピーディに調理したい場合は、圧力調理機能付きの「クックフォーミー」や「ホットクック」などを検討した方がよいでしょう。
3人以上の家族で食事を作る人
ホットデリは1〜2人分が目安のコンパクトサイズ。
お味噌汁は3〜4人分作れますが、おかずを3人以上の家族分を一度に作るには容量が小さく、何度も調理が必要になってしまいます。
ホットクックはこんな人におすすめ
以下のような人には、ホットクックのような高機能な自動調理器の方が向いているでしょう。
- 圧力調理で時短調理したい
- 味にはとことんこだわりたい
- 価格よりも機能性やブランド力を重視する方
- 家族の人数が多い(3人以上)
- 些細な操作の手間や、切り方などの「工夫」でイライラしたくない方
ホットデリを安く買えるところは?
ホットデリは価格.comでは最安値11,825円ですが、オンラインショップなら安く手に入れることが可能です。
現在(2025年5月25日時点)では、Amazonなら7000円で買うことができます。
自動調理器で1万円を切る価格はまさに破格です。
もし中古品でも気にしないのであれば、メルカリでの購入も良いかもしれません。
新品未使用品がより安く購入できる可能性もあります。
まとめ
ホットデリは価格が安い分、ほっとクックのような「至れり尽くせり」の機能はないかもしれません。
しかし、火を使わずに自動で調理してくれるという自動調理器の最大のメリットを驚くほど手軽に体験できるのがホットデリの魅力です。
一人暮らしの方や共働きで忙しい方の「自炊したいけどできない…」という悩みを解消し、「献立を考える・調理する」という精神的・時間的負担から解放してくれる、まさに救世主となるはずです。
もしあなたが、自動調理器の導入に迷っているなら、ぜひホットデリを検討してみてください。
この小さな一台があなたの食生活と日々の暮らしに大きな変化をもたらしてくれるかもしれません。