「副業、もう疲れた……」
そんな風に感じるのは、あなただけではありません。
そう感じているなら、副業とどう付き合っていくかを考えるタイミング。
副業を始めるにあたり、あなたなりの理由があったはず。
- 副収入を得て、ちょっとした贅沢をしたい
- 老後資金のために今からお金を貯めたい
- 副業からゆくゆくは本業にしていきたい
それなのに、疲れが邪魔をして、本業にもプライベートにも支障が出てきている。
それならいっそ、副業は辞めたほうがいいのかも…。
でも心のどこかで、「できれば続けたい」と感じていませんか?
はっきりいうと、副業は疲れて当たり前です。
あなただけではなく、副業をしている人はほぼ疲れているでしょう。
だからといって、疲れたまま副業を続けるのは辛いし、副業をやめるにしても一時的にやっすむにしても納得してからやめたほうがスッキリできるはず。
この記事では、
- 副業が疲れる原因
- 副業を辞めたほうがいいサイン
- 副業を続けるためのマインドと工夫
を詳しく解説します。
この記事を読めば、副業疲れのあなたが副業を続けるか辞めるか、自分にとって納得できる選択肢を見つけられるはずです。
副業で疲れるのは当たり前
「副業が疲れてきた……」
「このまま続けていたら自分がダメになるかも……」
そう感じている人にまず伝えたいのは“副業で疲れるのは当たり前”ということです。
ただでさえ本業で疲れているのに、空いた時間にさらに別の仕事をするーー。
同僚や友人と飲みに行く、映画やゲームなど自分の好きなことをする、家族と団らんする…そんなリラックスタイムを仕事に充てているんですから、副業をしているほとんどの人は疲れを感じているはずです。
むしろ、プライベート時間を使って副業をしている自分をほめてあげるべきです。
しかし、疲れていても副業を続けられる人もいます。
その違いは何なのか?
その理解を深めるために、まずは副業が疲れる原因を探ってみましょう。
副業が疲れるのはなぜ?5つのリアルな原因
① 物理的に時間が足りない(睡眠・休息不足)
単純に睡眠時間や休息時間が少ないことが原因で疲れている場合。
本業のあとや土日など休みの日に副業をすることで、休息時間が少なかったり、睡眠を削ったりすることで疲れがたまります。
身体的な疲れは精神面にも悪影響を及ぼし、慢性的な疲れがたまっていきます。
② 期待していたほど稼げない(報酬と労力のギャップ)
副業を始めたなら、副収入は得たいと誰しも思うでしょう。
しかし、
「これだけやったのに稼げない…」
「目標の〇万円にぜんぜん届かない…」
といった思ったほど稼げていない場合。
理想と現実のギャップや見返りのなさから心が消耗していき、疲れる原因になります。
③ 本業と性質が違いすぎて脳の切り替えができない
日中は接客、夜はブログ執筆。平日は事務、週末はデザイン。
本業と副業のジャンルやスキルが違うと、切り替えにエネルギーが必要となり、脳が休まらない状態に。
④ 常に何かしなきゃ…という焦り・罪悪感
副業が順調に進んでいたとしても、
- 締め切りに追われている
- 始めたからには何かをしないといけない、でもなにをすればいいかわからない
- やりたいことがたくさんあるのに、なにをすればいいかわからない
もしくは、
- 今日はなにも進められなかった
- もっと頑張らないと
と自分を追い込んでしまうことも。
そんなふうに常に何かに追われている、自分で自分を追い詰めてしまっている精神的な疲労もあります。
⑤ 周囲の理解が得られない or 孤独に感じる
副業に対してパートナーや家族からよく思われていない、という状況や、つまずいたときに相談相手がおらず、もやもやしてしまうといった孤独感。
そのような状態が続くと、ただでさえ疲れた心がますますすり減っていき、疲れてしまいます。
辞めてもいい?迷ったときに確認したい3つの特徴
「副業に疲れた。もう辞めた方がいいのかも」
そう思いつつも、この記事にたどり着いているということは、心のどこかで「諦めたくない」という前向きな気持ちもほんの少しあるのではないでしょうか。
副業を本当にやめようと思ったら、検索なんてせずに辞めているはず。
まだ副業を辞めるかどうか迷いがあるなら、次の3つに当てはまるかチェックしてみてください。
1.始めた目的がもうピンとこない
副業を始めるにあたり、なにかしらの目的があったはずです。
- 副収入を得たい
- 自己成長したいい
- 将来の不安をなくしたい
その目的は今も同じでしょうか?
「目的がズレている」「違和感がある」と感じるなら、今一度、目的を再確認してみましょう。
「まわりが副業をやっていたから」「副業ってなんかかっこいい」というファッション感覚で始めたのであれば、副業をすること自体を見直したほうがよさそうです。
2.生活や健康に明らかに悪影響がでている
副業の疲れが、本業のパフォーマンスに悪影響を与えていたり、家族との関係が悪化していませんか。
副業はあくまでサブです。
副業をしなければ生活が成り立たない、という場合は別ですが、そうでなければ、自信の生活や家族との良好な関係が最優先なはず。
3.「やめたらラクになるかも」と本音で思っている
実は心の奥底では「辞めたら楽になるかも」と思っていませんか。
無理に続けても、いい結果にはつながりません。
この3つにすべてあてはまるなら、「一度休むor 見直す」ことを本気で検討してみてください。
それでも続けたいあなたへ。副業と上手に向き合うコツ
副業の目標を見直す
まずは副業の目的を見直しましょう。
「なぜ副業を始めましたか」
「月〇万円を得たい」それは何のためにその金額が必要なのでしょうか。
「副収入は生活の足し」なのか「将来の独立」を見据えてなのかによっては、副業のジャンルも変わってきます。
自分に合ったやり方を見つける
副業で成果を得るにはある程度の時間と労力は必要です。
今行っている副業は、毎日やらなければいけませんか?
休みを取ってはいけないのでしょうか。
そして、自分の性格を知っておくことも大切です。
毎日同じ時間にやると決めた方が続けやすい人もいれば、土日に集中してまとめてやったほうが続けやすい人もいます。
自分はどのようなタイプなのかを深堀しましょう。
生活全体から見直す
本業以外の空いた時間で行うにしても、生活全体に影響を及ぼすのが副業です。
そして、副業の目的はなんであれ、共通するのは「今よりもいい未来にするため」。
多少の犠牲は必要ですが、基盤の生活のバランスが崩れているのは本末転倒です。
最低限維持したい生活ラインはどこなのか、どこのラインまでならギリギリ無理できるのかを明確にしておきましょう。
AIの活用
AIの急速な発達は、副業でも大きな手助けになります。
例えば、
- 頭の中を整理したい
- 無理のないスケジュールを立てたい
- つまずいたところを相談したい
といったさまざまなシーンで活用できます。
特に、ひとりで副業をしている人は頭の中がごちゃごちゃしていたり、煮詰まったときに手がとまりがちです。
そのようなときにAIに相談、アイデアを求めることで、頭のなかが整理され、スッキリするはずです。
積極的にAIを活用していきましょう。
まとめ|副業は“続けること”より“自分を潰さないこと”が大事
副業をはじめたとき、あなたには「こうなりたい」という未来があったはずです。
でも、疲れ果ててしまっては、その未来にたどり着く前に倒れてしまいます。
今、少し立ち止まって「このやり方でいいのか?」を見直すことは、あなたが思い描いたよりよい未来に進むために必要なことです。
副業はどうしても疲れるものではあるけれど、その疲れが徒労になってしまわないように、立ち止まって考えてみましょう。